三国山脈周辺(群馬) 後山(991.5m) 2020年10月25日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 7:50 林道崩壊箇所−−7:55 ナメ沢を横断−−8:18 尾根に乗る−−8:22 後山 8:24−−8:28 尾根を外れる−−8:40 ナメ沢を横断−−8:43 林道崩壊箇所

場所群馬県利根郡みなかみ町
年月日2020年10月25日 日帰り
天候
山行種類籔山
交通手段マイカー
駐車場林道崩壊箇所(終点)に駐車余地あり
登山道の有無無し
籔の有無軽い灌木藪あり
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
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コメント地形図に山名は無いが日本山名事典記載の山。北側を通る県道270号線から分岐する林道から往復。最初の沢を林道が越える箇所で林道が崩壊して車両通行不能。その先は廃林道化進行中。次のナメ沢を横断して植林急斜面に取り付いて一直線に登り標高960mで尾根に乗ると明瞭な道が出現。おそらく送電鉄塔から続いていると思われる。山頂にはすかいさんの標識あり。往復の県道からは雪が付いたエビス大黒ノ頭付近が見えた




沢で林道が崩壊。車はここまで その先の林道は少しの間だけいい道
林道分岐で下る林道も増水で廃道化 分岐に立つ標識
さらに林道分岐。ここは右の草ぼうぼうの廃林道へ この分岐の標識。登り方面は吾妻耶山方面
廃林道から沢へ下る ナメ沢の連続。水量少なく簡単に渡れる
対岸はどこも植林の急斜面 やがて自然林に変わる
多少藪っぽい箇所もあるが概ね歩きやすい 送電鉄塔に続く尾根に出ると明瞭な道が出現
尾根上の道を進む 山頂直下
後山山頂 倒れていた山頂標識を起こしたがすぐ倒れるだろう
久しぶりの「すかいさん」の標識 樹林の隙間から見た小出俣山。まだ雪は無い
帰りは往路と同じ場所から尾根を外れて下る 斜面の様子
1か所だけ石楠花があるが大したことはない ナメ沢に出た
偶然にも往路で渡ったのと同じ場所に出た 駐車した崩壊箇所の沢。土の部分で林道に這い上がった


・地形図に記載は無いが日本山名事典に記載のある山。吾妻耶山の西側に位置し、県道270号線が北側を通っているので、そこから適当に斜面に取り付くのが得策だろう。標高780mほどに林道の分岐点があり林道が沢を越えているので、その付近から斜面に取り付くのがいいだろう。

・県道から林道へ入るとダートだが路面状況は普通車でも問題なし。ところが沢を渡るところで目が点に! 橋があると思っていたのが暗渠だったようで、近年の大雨で増水して暗渠ごと流出し、沢の両岸は2mくらいの垂直に近い壁と化して林道がぷっつりと切れていた。この先は大した距離が無いので林道崩壊は問題ないがUターンするスペースが無いのでそのまま駐車した。この状態では他に車は入ってこないだろう。

・長靴に履き替えて出発。沢の岸は垂直な土壁で下れる箇所が限られる。土が崩れて階段状になった箇所から沢へ下り、対岸は登りやすい場所があったので楽に登ることができた。

・その先の林道の状態は短い区間だけ良好だったが、沢沿いに下流へと延びる林道(地形図では破線)との合流点付近以降は増水で押し出した土砂が積もって廃林道状態。とても車が通行できる状態ではなかった。

・そこから少し進んでさらに林道分岐が登場。上に向かう林道には「吾妻耶山・仏岩」の案内があり、右の廃林道には何もない。その何もない廃林道へと向かうが、これも山頂方向へ向かうのではなく沢沿いに南東へ上がる方向なので、早々に見切りをつけて廃林道を離れて右手の植林帯を下って次の沢へ。

・廃林道南側の沢は水量は少なく広範囲で滑らかな岩が露出したナメで滑りやすそうだったが、乾いた部分は滑ることはなかった。

・沢の対岸の斜面はかなりの急斜面で、少し上流に向かって傾斜が緩むところがないか見てみたが状況は変わらず、適当に植林斜面に取り付いて上を目指すことにした。しかしまあ、こんな急斜面によくも植林したと思える傾斜だ。

・植林は沢の近辺だけで、少し高度を上げると関東らしい落葉広葉樹の自然林に変わる。藪は笹は無く灌木でかなり薄く歩きやすい。これも関東らしい植生だ。ここは群馬でも北部にあり谷川岳に近いが、富山や新潟の豪雪地帯と比較すれば積雪量は少ないので、あちらの植生とは大違いで藪が薄くて助かる。

・やがて右手に小尾根が出現したので乗り、そのまま高度を上げる。植生は多少の灌木が登場するが大きな障害にはならず、獣道は無くても歩きやすい。周囲の落葉樹は僅かに紅葉が始まったかなぁと言う程度で、まだまだ緑が鮮やかだ。

・標高960mで目の前を横切る太い尾根に乗ると明瞭な道が登場。この尾根を下ると送電鉄塔があるはずで、そこから道が続いているようだ。山頂は左手なのでそちらに向かう。この尾根上はそれまでの登りよりさらに藪が無く歩きやすい。

・980m肩で尾根が左に曲がるところより先はやや道形が薄くなるが、相変わらず藪は皆無で歩きやすい状態が続く。

・登りきって水平移動になると三角点が登場、ここが後山山頂だ。地形図記載の山ではないので山頂標識は無いだろうと思ったら「すかいさん」の山頂標識があった。周囲は樹林で展望は皆無だがこれは想定通り。藪は想定以上に薄くて助かった。山頂には倒れた木製の立派な山頂標識があり、立てかけておいたが地面が固くて地面深くまで刺せなかったのですぐに再び倒れてしまうだろう。

・帰りはほぼ往路を戻る。

 

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